この度バタフライシリーズ4弾目となる新作タオル
『バタフライエフェクト/ちょうちょのはばたき』を発表させていただきました。
バタフライエフェクト(バタフライ効果)とは
わずかな初期の差が将来に大きな影響を与えることを指します。
この概念は気象学者エドワード・ローレンツが1972年に発表し、
講演「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか」に由来します。
些細な出来事が予測不可能な形で大きな結果をもたらすという考えは、
カオス理論の一部です。
2004年の映画『バタフライ・エフェクト』もこの考え方の普及に寄与しました。
日本のことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」とも似ています。
綿花の高騰や円安に加え、スーピマコットンの希少性が上がり、
これまでの価格帯で展開することが困難であること、
私たちのような小さいタオル屋には生産量できる量に限りがある、
そしてこれから需要が下がるのと判断し、
より時代にマッチしたリーズナブルなタオルをと、一から設計し製作しました。
スーピマコットンは、「最高級綿」という綿の中でも最高品種です。
アメリカ南西部の限られた地域でしか栽培されず、
世界で生産される綿花の1%以下しか採れない希少性の高い綿です。
スーピマコットンは「綿のカシミヤ」とも呼ばれ、
世界中で高く評価されています。
製作した2014年当時は全体の3%でしたが現在は1%。
希少性が高まった原因は農家が減り生産量自体が減っていることもありますが、
綿花に変わる素材の普及により需要が下がっていることも言えます。
色はグレー1色のみ。糸は国内最高級の糸を使用して製作しています。
振り返ると、2014年にスーピマコットンを使用した泉州タオル「マカロン」を製作。
2015年には染色回数を増やし濃い色シリーズ「スワロウテイル」を発表しました。
これらのタオルはお陰さまで
12,000枚を超える数の販売することができました。
販売数量は決して多いとはいえませんが、
積み重ねてきた数には重みを感じます。
山口県唯一のタオル製造メーカーとして
繊維に対するこれからの在り方を考えない日はありませんが、
この小さな変化も、みなさんの生活をより豊かに、笑顔になれるきっかけなれると信じ、
提供し続けていきます。
よかったら使ってみてください
【バタフライエフェクト-ちょうちょのはばたき】
価格 1枚880円(税込)
山口県周南市本町2-14
株式会社原田屋
TEL:0834-21-1389
営業日:月〜金/9:00〜17:30